歴史が変わる2011/11/06 15:58:50

小学校・中学校で学ぶ日本の歴史も、オイラたちが学んだ頃から研究が進み、次々と新しい発見があり、書き換えられている。
吉野ヶ里遺跡や三内丸山遺跡の発掘はもちろん、慣れ親しんだ源頼朝や足利尊氏の肖像画も別人ではないかという説が有力で、教科書では「伝 源頼朝像」などと書かれているそうだ。そんな中、江戸幕府が隠れキリシタンに行った“踏絵(ふみえ)”。近頃は“絵踏(えふみ)”というのだということを、とある本で知った。
“踏絵(ふみえ)”は、踏ませるための絵のことで、踏ませる行為は“絵踏(えふみ)”というのが正しい用語だそうだ。
小学6年生の娘に確かめると、「あたしは“踏絵(ふみえ)”と習ったよ」とのこと。この話を横で聞いていた、まだ日本の歴史を学校では学んでいない息子、小学4年生が、「この間、テレビの『世界一受けたい授業』では“絵踏(えふみ)”と言ってたよ」と教えてくれた。ほーう。今、まさに事実が書き換わる過渡期なのかね。
そういえば鎌倉幕府の成立も、源頼朝が征夷大将軍に任じられた1192年(イイクニつくろう鎌倉幕府)ではなく、1185年の守護地頭の設置をもってするというのが最近の流れだとか。歴史も変わっていくのだね。

お父さん大好き2011/11/14 21:36:24

息子のビデオゲームの時間はwiiなら1日1時間まで。
DSなら1日30分までと決められている。
妻が外出していない時に
その日のゲームタイムを終えた息子が
甘えたような目でオイラを見る。
「もう少しゲームしたいの?」と聞くと、大きく早く頷く。
「じゃあ、今日は特別にあと30分いいよ」と言うと
「ありがとう!お父さん大好き!」と返してくれた。
少し嬉しくなって「ねえねえ、お父さんのどういう所が好きなの?」と聞くと
「そういう子どもに甘いところが好き」と答えてくれた。
( ̄◇ ̄)

夢の中へ2011/11/15 16:20:27

先日、頭をかいていたら、髪の毛の中に何かある。
小さなものだが、何かはわからない。
何だろう、何だろうと、かいてはみたが、なかなか取れない。
ようやく指でつかんで、取り出してみると
なんとホッチキスの針! 押して、閉じてある状態。
何だよ、頭の中にホッチキスの針かよ〜
という夢を見て、目が覚めた。
その前日、不要になった書類の束を処分するのに
ホッチキスの針をクイックイッと起こす作業をかなりやったのだ。
その記憶が夢になって出てきたのね。
と思って、夢の中で自分が触っていた頭のあたりに触れてみると
あっ、ちいさなニキビのようなものが。
現実と夢が、面白くつながっていた。

懇願2011/11/16 14:21:53

娘、小学6年生。
妻が小言を言っているのに、それをボケたり、チャカしたり。
まともに聞こうとしない。妻は当然、怒る。
しかし、怒りながらも
「ひょっとしてこの子は耳が聞こえにくかったり
人の話を理解できなかい子なのかしら」と心配になる。
しかし、心配になりながらも、
「あんたね、人の話はボケずに聞きなさいよ!」と怒る。
そこに割って入るオイラ。
妻に向かって「頼む、1回はボケさせてやってくれ。頼む」と
ひたすら懇願を続けている。
という夢を見た。
前日、何があった、俺?

秋深し 隣は何を する人ぞ2011/11/17 00:00:53

地下鉄のホームで電車を待っていた。隣にはひとりの老人。うちの親父より、少し年上だろうか。背中にはリュック。何やらメモを取り出して書き込んでいる。見るともなしに書き込んだ言葉が見える。「バナナ」「豚」。ほう、買い物のメモだろうか。そういえばうちの親父も、お袋の足腰が弱って動けないためリュックを背に買い物に行っている。大変だろうなと思っていると、その老人がメモをこちらに見せて何か言っている。
この時、オイラは耳にカナル型のイヤホーンを突っ込んでいたため老人の言葉が聞こえなかった。ひょっとすると筆談の必要な方なのかもしれないと思い、慌ててイヤホーンを耳から引っこ抜く。老人はメモをこちらに見せながら言う。「こんな句ができました」 はあ? 句? メモを見ると「神渡る 秋の海ゆく 海豚島」と書いてある。海豚島? 頭の中がQuestion markだらけだ。老人は喋る。「さっき、そこにポスターがあって、それで」 何がそれで、で、いったいこれは何なのだ。ここでオイラはハタと気づいた。ああ俳句かあ、と。
なんだかよくわからないが、とりあえず老人が得意げな顔をしているので、一応褒めておいた。「なるほど、素敵ですね。」と。すると老人、「いやいや、素敵かどうかは詠む人の感性によるから、何とも言えないね」と返す。老人はなおも話を続けようとする。なんだか馬鹿馬鹿しくなってオイラはイヤホーンを耳に突っ込んで無視した。それでも老人の口は電車がホームに入ってくるまで動いていた。
電車に乗り込み、老人とは離れ場所に座って、またまたハタと気づいた。ああ、最初のメモでチラッと見えた「豚」は海豚島(イルカ島=三重県鳥羽市の沖にある島で観光地)の「豚」だったんだ。すると、「バナナ」はどんな句の「バナナ」だったのだろう?