My Birthday2023/05/03 19:33:04

ついに57歳まで来たか。どうする家康なら豊臣政権の五大老になり、この年、秀吉が死去。いよいよ天下取りに乗り出すところだ。還暦まで残すところあと3年である。
コロナ禍という未曾有の出来事があったにも関わらず、ひとまず元気だ。娘も社会人2年目となり東京でなんとか一人で暮らしている。息子も大学4年生となり就職内定も獲得し、あとは卒業研究を残すのみ。妻も「リングフィット・アドベンチャー」で毎日スクワットをし、ふくらはぎがものすごいキン肉ウーマンになっている。家族みんな元気だ。
しかし、年齢のこと、健康のこと、親の介護のこと、仕事のこと、そして果たされなかったことなどをふと考えると、ぼんやりとした不安が小さい波のようにひたひたと迫ってくるのも事実だ(ちなみに芥川龍之介なら22年前にとうに死んでいる)。娘は一人暮らしで苦労をしていないだろうか。息子は社会人としてやっていけるのだろうか。そんな時、傍らの妻は野球の名将のように「先のことを心配してもしゃあない。来た球を丁寧に打ち返すだけや」と静かに前を見つめている。その言葉を信じてバッターボックスに立つだけだ。みなさんからの「おめでとう」の言葉、年を経るごとに心に沁みます。誠にありがとうございました。もう少し、前を向いて進んでいきます。
my birthday

ドライブ・マイ・カー2023/05/09 15:38:34

カメラはじっと固定されたままだ。人物の表情のわずかな揺らぎを逃すまいとするかのように。極論すれば、語る言葉は何だっていいのだ。それが本音でも、本音でなくても。本音なんて、自分でもわからないのだから。だからこの映画は、村上春樹の短編小説「ドライブ・マイ・カー」他2編を原作にしていながら、実はチェーホフの「ワーニャ伯父さん」であっても何ら問題がない。ただじっとカメラは、人の表情の揺らぎを、気持ちの揺らぎを待っている。だからこその「ゴドーを待ちながら」の2時間59分なのか。

くいしんぼう刑事(デカ)2023/05/13 20:55:34

娘と息子がまだまだ幼かった頃、寝かしつけのために布団の中で二人を主人公にして語り始めた俺のオリジナル物語、その第1作が「とんち探偵と真夜中のお菓子仮面」だ。ここから「とんち探偵シリーズ」が始まり、そのスピンオフが「くいしんぼう刑事(デカ)」。妻が買ってきた食材を見て夕飯の献立を言い当てる息子の特異能力にヒントを得て生み出したストーリー。今ではもう子どもたちも成長し、語られることもなくなったが、妻が買ってきた食材を一つ見ただけで夕飯の献立を言い当てるほど成長した息子の能力に驚くたびに、俺の中で物語は紡がれ続けていく。
nasu

ミッション:インポッシブルに2023/05/17 22:05:59

毎年、正月とお互いの誕生日にMessengerで近況を伝え合っていたのに、先日の俺の誕生日には送られてこなかった。少し寂しかったが、便りがないのは元気な便りと思っていた。だけど、その時にはもう元気ではなかったのか。最後の連絡は今年の正月、『トップガン・マーベリック』を観た感想だった。『ミッション:インポッシブル』の最新作も楽しみにしていたな。最新作、映画館に観に行くよ。観たらまた、感想をMessengerに書き込むから、どこかで読んでくれ。
碧い海