真夜中のスーパーボール2014/09/20 00:12:27

飲み会からの帰宅、23:00過ぎ。
玄関を開ける前に、二階を見上げると、息子の部屋に明かりが灯っている。ちなみに娘の部屋は真っ暗。息子はまだ起きているのだな。
よし!これは外から窓にボールでも投げて合図してみようと思い立って、外の物置でボールを探す。
だが、真っ暗でわからない。サッカーボールやバスケットボールはでかすぎるし、軟球はまずかろう…。
おっ、良いものがあった。息子が昔、洗剤の箱一杯に集めたスーパーボール。
こいつを二階の窓に向かって、投げる。「コツン」乾いた音がして、スーパーボールが戻ってくるが、真っ暗でキャッチしそこねた。
まあいいか、と次のスーパーボールを投げると「コツン」。もうひとつ、「コツン」。
窓のカーテンが開いて、怪訝そうな息子が顔をのぞかせる。
下から大きく手を振ってみる。しかし、息子はオイラに気づかない。
後から聞いたところによると、明るい部屋から、暗い外が見えにくかったそうだ。
しばらくして、「サッ」と息子がカーテンを閉める。なんだ、オイラに気づかないのかよ。再びスーパーボールを投げる。投げる。投げる。「コツン」「コツン」「コツン」。
カーテンが開いて、怪訝そうな顔の息子。そして、すぐにカーテンを閉める。
おいおい、いい加減に気づけよ。スーパーボールを投げ続けるオイラ。「コツン」「コツン」「コツン」「コツン」「コツン」「コツン」。だが、その後はカーテンが開くことはなかった。
なーんだ、つまんねえなあ。息子に気づかれなかったよ、と諦めて玄関を開けて家に入ると、息子と妻、そして寝ていたはずの娘まで起きてきて、なにやら相談している。
どうした?と聞くと、窓で変な音がして、外に変な人がいると。
すまぬ、それは俺だ。
その後、三人にものすごく怒られました。

コメント

_ Kazuhiro Yamguchi ― 2014/09/20 04:18:40

夜中、330に目が覚めて何気なくスマホを手に取ると投稿されてたので、読ませてもらいました。
まさに、真夜中のブログ拝見でした。
ほろ酔い気分のまさこと、急に涼しくなった夜風に
吹かれての心地よい風景が感じとられたエピソードでした。明日は休みなので、もう一度寝ます。おやすみなさい。

_ YAJIKITA/NET ― 2014/09/20 06:44:01

投稿、ありがとうございます。こちらとしては到ってフツーのつもりなのですが、サークル時代のようなノリで何かをすると、家族にひかれることが、まま、あります。あの頃のノリの方が、イジョーだったのでしょうかね。お互い、休みはしっかり、休みましょう。では、また。

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