最近の読書 ― 2009/07/30 10:05:00
長らく更新していなかったので
内容はすっかり忘れてしまって
とりあえず書名だけでも。
3月の読書
20/走ることについて語るときに僕の語ること/村上春樹/文藝春秋/(再読)
21/翻訳夜話2 サリンジャー戦記/村上春樹・柴田元幸/文春新書/☆☆
22/右岸/辻仁成/集英社/☆☆☆+
23.24/英雄の書(上)(下)/宮部みゆき/毎日新聞社/☆☆☆+
25/機動戦士ガンダムUC 4 パラオ攻略戦/福井晴敏/角川書店/☆☆☆
4月の読書
26/機動戦士ガンダムUC 5 ラプラスの亡霊/福井晴敏/角川書店/☆☆☆
27/プリンセス・トヨトミ/万城目学/文藝春秋/☆☆☆+
28/機動戦士ガンダムUC 6 重力の井戸の底で/福井晴敏/角川書店/☆☆☆
29/機動戦士ガンダムUC 7 黒いユニコーン/福井晴敏/角川書店/☆☆☆
30/キャッチャー・イン・ザ・ライ/J.D.サリンジャー・村上春樹訳/白水社/(再読)
31/三匹のおっさん/有川浩/文藝春秋/☆☆☆☆
32/ステップ/重松清/中央公論新社/☆☆☆☆
33/坂の上の雲(一)/司馬遼太郎/文春文庫/(再読)
34/ジェネラル・ルージュの伝説/海堂尊/宝島社/☆☆
35/ビートルズの謎/中山康樹/講談社現代新書/☆☆☆
36/リビエラを撃て/高村薫/新潮社/(再読)
5月の読書
37/マイ・ブルー・ヘブン 東京バンドワゴン/小路幸也/集英社/☆☆☆☆
38/三谷幸喜のありふれた生活7 ザ・マジックイヤー/朝日新聞出版/☆☆☆
39/ジョン・レノンを聴け!/中山康樹/集英社新書/☆☆☆
40/4-2-3-1 サッカーを戦術から理解する/杉山茂樹/光文社新書/☆☆☆+
6月の読書
41/ブロードアレイ・ミュージアム/小路幸也/文藝春秋/☆☆☆
42/さよなら、愛しい人/チャンドラー・村上春樹訳/早川書房/☆☆
43/ZOKURANGER/森博嗣/光文社/☆☆
44.45/1Q84 BOOK1〈4月-6月〉 BOOK2〈7月-9月〉/村上春樹/新潮社/
46/極北クレイマー/海堂尊/朝日新聞出版/☆☆
ダメだダメだ、イヤだイヤだと言いながら、海堂尊の新刊はしっかり読んでいる自分がイヤだ。
村上春樹の『1Q84』は、うーん、面白いかと聞かれれば面白し、読み応えもあったが、難しいというのではなく、わからないというのではなく、正直、今は何とも言えない。次の新刊長編が出て、それを読むと自分の中で上手くポジショニングと理解ができる気がする。
ああ、それと村上春樹の翻訳物は、最初のうちは“名作”とか“あの春樹が”というキーワードで読まれて評判だったろうが、自分が好きじゃないものは、誰が訳そうが、誰が勧めようが面白くないというのがよくわかった。
内容はすっかり忘れてしまって
とりあえず書名だけでも。
3月の読書
20/走ることについて語るときに僕の語ること/村上春樹/文藝春秋/(再読)
21/翻訳夜話2 サリンジャー戦記/村上春樹・柴田元幸/文春新書/☆☆
22/右岸/辻仁成/集英社/☆☆☆+
23.24/英雄の書(上)(下)/宮部みゆき/毎日新聞社/☆☆☆+
25/機動戦士ガンダムUC 4 パラオ攻略戦/福井晴敏/角川書店/☆☆☆
4月の読書
26/機動戦士ガンダムUC 5 ラプラスの亡霊/福井晴敏/角川書店/☆☆☆
27/プリンセス・トヨトミ/万城目学/文藝春秋/☆☆☆+
28/機動戦士ガンダムUC 6 重力の井戸の底で/福井晴敏/角川書店/☆☆☆
29/機動戦士ガンダムUC 7 黒いユニコーン/福井晴敏/角川書店/☆☆☆
30/キャッチャー・イン・ザ・ライ/J.D.サリンジャー・村上春樹訳/白水社/(再読)
31/三匹のおっさん/有川浩/文藝春秋/☆☆☆☆
32/ステップ/重松清/中央公論新社/☆☆☆☆
33/坂の上の雲(一)/司馬遼太郎/文春文庫/(再読)
34/ジェネラル・ルージュの伝説/海堂尊/宝島社/☆☆
35/ビートルズの謎/中山康樹/講談社現代新書/☆☆☆
36/リビエラを撃て/高村薫/新潮社/(再読)
5月の読書
37/マイ・ブルー・ヘブン 東京バンドワゴン/小路幸也/集英社/☆☆☆☆
38/三谷幸喜のありふれた生活7 ザ・マジックイヤー/朝日新聞出版/☆☆☆
39/ジョン・レノンを聴け!/中山康樹/集英社新書/☆☆☆
40/4-2-3-1 サッカーを戦術から理解する/杉山茂樹/光文社新書/☆☆☆+
6月の読書
41/ブロードアレイ・ミュージアム/小路幸也/文藝春秋/☆☆☆
42/さよなら、愛しい人/チャンドラー・村上春樹訳/早川書房/☆☆
43/ZOKURANGER/森博嗣/光文社/☆☆
44.45/1Q84 BOOK1〈4月-6月〉 BOOK2〈7月-9月〉/村上春樹/新潮社/
46/極北クレイマー/海堂尊/朝日新聞出版/☆☆
ダメだダメだ、イヤだイヤだと言いながら、海堂尊の新刊はしっかり読んでいる自分がイヤだ。
村上春樹の『1Q84』は、うーん、面白いかと聞かれれば面白し、読み応えもあったが、難しいというのではなく、わからないというのではなく、正直、今は何とも言えない。次の新刊長編が出て、それを読むと自分の中で上手くポジショニングと理解ができる気がする。
ああ、それと村上春樹の翻訳物は、最初のうちは“名作”とか“あの春樹が”というキーワードで読まれて評判だったろうが、自分が好きじゃないものは、誰が訳そうが、誰が勧めようが面白くないというのがよくわかった。
2009年1月の読書と2月の読書 ― 2009/03/25 15:20:40
1月に読んだ本
◎イノセント・ゲリラの祝祭/海堂尊/宝島社/☆☆
◎オリンピックの身代金/奥田英朗/角川書店/☆☆☆+
◎ビートルズへの旅/リリーフランキー、福岡耕造/新潮社/☆☆☆
◎居酒屋ほろ酔い考現学/橋本健二/毎日新聞社/☆☆☆
◎季節風 冬 サンタ・エクスプレス/重松清/文藝春秋/☆☆☆☆
◎怪人二十面相伝/北村想/出版芸術社/(再読)
◎夕映え天使/浅田次郎/新潮社/☆☆☆+
◎東大落城 安田講堂攻防七十二時間/佐々淳行/文藝春秋/☆☆☆
◎連合赤軍「あさま山荘」事件/佐々淳行/文藝春秋/☆☆☆
◎最後の冒険家/石川直樹/集英社/☆☆☆
◎グラスホッパー/伊坂幸太郎/角川書店/(再読)
◎点と線/松本清張/新潮文庫/(再読)
◎加油(ジャアヨウ)……!五輪の街から/重松清/朝日新書/☆☆☆
もう1月は遥か彼方で、ここにあげた本の内容もうろ覚え(ああ、脳が老化中)。そんな中でも海堂尊の新作が出る度につまらないのは、しっかりと脳の皺に刻まれている。この人の作品がデビュー作+2冊以外つまらないのはオイラだけだろうか。世間様は面白いと思っているのだろうか。
『オリンピックの身代金』は期待値が高かったため、☆は少なめになってしまった。
佐々淳行が2冊続いているのは、丁度、テレビで安田講堂の再現ドラマをやっていた関係。
2月に読んだ本
◎小説吉田拓郎 いつも見ていた広島 ダウンタウン物語/田家秀樹/小学館/☆☆☆
◎古寺巡礼/和辻哲郎/岩波文庫/☆☆
◎(コミック)20世紀少年 22巻+2巻/浦沢直樹/小学館/☆☆☆☆☆
◎希望が丘の人びと/重松清/小学館/☆☆☆☆☆
◎ブラザー・サン シスター・ムーン/恩田陸/河出書房新社/☆+
◎理想のフットボール 敗北する現実/大住良之/双葉社/☆☆
2月は2つの☆☆☆☆☆。漫画も立派な文学です。
『希望が丘の人びと』は、久々に重松節、全開。家族、いじめ、ニュータウン、青春、望郷、友情、死と再生など。近作では少し、抑え気味だった得意技を全力注入。禁じ手とも言える「エーちゃん」まで登場し、超一級の重松エンターテインメントになっている。
『古寺巡礼』は国語便覧では知っているが、読んだことない人も多いはず。中・高校生はタイトルだけで憧れるし、教師たちも勧めるかもしれない。でもこれは、読まなくても良いです。書かれた当時と今では文化財を取り巻く環境も、歴史の真実や認識も、人間の感性も全く違っているので「哲郎、なに小難しいこと言ってんだよ」てな感じ。
恩田陸については… もう語りたくない。
◎イノセント・ゲリラの祝祭/海堂尊/宝島社/☆☆
◎オリンピックの身代金/奥田英朗/角川書店/☆☆☆+
◎ビートルズへの旅/リリーフランキー、福岡耕造/新潮社/☆☆☆
◎居酒屋ほろ酔い考現学/橋本健二/毎日新聞社/☆☆☆
◎季節風 冬 サンタ・エクスプレス/重松清/文藝春秋/☆☆☆☆
◎怪人二十面相伝/北村想/出版芸術社/(再読)
◎夕映え天使/浅田次郎/新潮社/☆☆☆+
◎東大落城 安田講堂攻防七十二時間/佐々淳行/文藝春秋/☆☆☆
◎連合赤軍「あさま山荘」事件/佐々淳行/文藝春秋/☆☆☆
◎最後の冒険家/石川直樹/集英社/☆☆☆
◎グラスホッパー/伊坂幸太郎/角川書店/(再読)
◎点と線/松本清張/新潮文庫/(再読)
◎加油(ジャアヨウ)……!五輪の街から/重松清/朝日新書/☆☆☆
もう1月は遥か彼方で、ここにあげた本の内容もうろ覚え(ああ、脳が老化中)。そんな中でも海堂尊の新作が出る度につまらないのは、しっかりと脳の皺に刻まれている。この人の作品がデビュー作+2冊以外つまらないのはオイラだけだろうか。世間様は面白いと思っているのだろうか。
『オリンピックの身代金』は期待値が高かったため、☆は少なめになってしまった。
佐々淳行が2冊続いているのは、丁度、テレビで安田講堂の再現ドラマをやっていた関係。
2月に読んだ本
◎小説吉田拓郎 いつも見ていた広島 ダウンタウン物語/田家秀樹/小学館/☆☆☆
◎古寺巡礼/和辻哲郎/岩波文庫/☆☆
◎(コミック)20世紀少年 22巻+2巻/浦沢直樹/小学館/☆☆☆☆☆
◎希望が丘の人びと/重松清/小学館/☆☆☆☆☆
◎ブラザー・サン シスター・ムーン/恩田陸/河出書房新社/☆+
◎理想のフットボール 敗北する現実/大住良之/双葉社/☆☆
2月は2つの☆☆☆☆☆。漫画も立派な文学です。
『希望が丘の人びと』は、久々に重松節、全開。家族、いじめ、ニュータウン、青春、望郷、友情、死と再生など。近作では少し、抑え気味だった得意技を全力注入。禁じ手とも言える「エーちゃん」まで登場し、超一級の重松エンターテインメントになっている。
『古寺巡礼』は国語便覧では知っているが、読んだことない人も多いはず。中・高校生はタイトルだけで憧れるし、教師たちも勧めるかもしれない。でもこれは、読まなくても良いです。書かれた当時と今では文化財を取り巻く環境も、歴史の真実や認識も、人間の感性も全く違っているので「哲郎、なに小難しいこと言ってんだよ」てな感じ。
恩田陸については… もう語りたくない。
12月の読書 ― 2009/01/08 13:20:13
◎別冊図書館戦争Ⅱ/有川浩/アスキー・メディアワーク/☆☆☆☆
◎ラッシュライフ/伊坂幸太郎/新潮文庫/(再読)
◎着ぐるみデパート・ジャック/水田美意子/宝島社/☆☆
◎チルドレン/伊坂幸太郎/講談社文庫/(再読)
師走だけあって、忙しくてほとんど読めていない。
おまけに新読は2冊だけだ。
1冊は定番&鉄板の図書館戦争シリーズ。
これが最後だそうで、とても悲しい。
最後なのでもう一度、書いておくが
「こういうのがラブコメと言うのなら、ラブコメ万歳!」
もう1冊は、2006年「このミス大賞」において
若干12歳で書いた作品で特別奨励賞を受賞した作者の最新作らしいが
「15・6の娘ががんばって書いたね、すごいね」というだけの
感想しか持ち合わせない。まわりの大人がなんとかしろよ。
まあ、玉石混淆の中から面白い作品を見つけ出すのが読書の楽しみ
ということで、2009年もがんばって読みます。
◎ラッシュライフ/伊坂幸太郎/新潮文庫/(再読)
◎着ぐるみデパート・ジャック/水田美意子/宝島社/☆☆
◎チルドレン/伊坂幸太郎/講談社文庫/(再読)
師走だけあって、忙しくてほとんど読めていない。
おまけに新読は2冊だけだ。
1冊は定番&鉄板の図書館戦争シリーズ。
これが最後だそうで、とても悲しい。
最後なのでもう一度、書いておくが
「こういうのがラブコメと言うのなら、ラブコメ万歳!」
もう1冊は、2006年「このミス大賞」において
若干12歳で書いた作品で特別奨励賞を受賞した作者の最新作らしいが
「15・6の娘ががんばって書いたね、すごいね」というだけの
感想しか持ち合わせない。まわりの大人がなんとかしろよ。
まあ、玉石混淆の中から面白い作品を見つけ出すのが読書の楽しみ
ということで、2009年もがんばって読みます。
11月の読書 ― 2008/12/04 11:41:15
◎魔王/伊坂幸太郎/講談社文庫/(再読)
◎ひかりの剣/海堂尊/文藝春秋/☆☆
◎モダンタイムス/伊坂幸太郎/講談社/☆☆☆☆+
◎誘拐児/翔田寛/講談社/☆☆☆
◎サクリファイス/近藤史恵/新潮社/☆☆☆
◎シューカツ!/石田衣良/文藝春秋/☆☆
◎とんび/重松清/角川書店/☆☆☆☆
今月の目玉は伊坂幸太郎の『モダンタイムス』。
2005年に発表された『魔王』の続編的作品。
『魔王』は読んではいたが、当時は酷評していた。
(http://yajikitanet.asablo.jp/blog/2005/12/21/184537)
内容もほとんど忘れていた。『モダンタイムス』を読み始めて、
前作で書かれていたらしきことが語られているようなので
しばし中断して再読。なるほど、当時、放ったらかしたことが
ここに活かされているのね。
どちらから読んでもいいが、『魔王』を知っておいた方が
『モダンタイムス』という映像ドラマの中に
『魔王』が過去の出来事のように
フラッシュバックして現れる演出手法が味わえる。
今、ネット社会の中で陰謀史観というのがよく語られる。
奇妙な事件の陰にはCIAやマフィアや内閣調査局や
北朝鮮やフリーメーソンが暗躍しているというやつだ。
『モダンタイムス』では、社会を動かすのは大きな陰謀ではなく
目の前の小さなことであり、その小さなことが実は大きいのだと
ポジティブでもなくネガティブでもなく語られている。
社会や時代の騒々しい動きに惑わされることなく
今日を生きていきたいなと思う。
ここへきて、前作の『ゴールデンスランバー』といい
『モダンタイムス』といい、伊坂幸太郎は良い仕事をしている。
海堂尊の『ひかりの剣』。
チーム・バチスタシリーズ以外はあまりパッとしないなあ。
筆が早く多作だが内容は薄い。今回はかなり薄い。
今年の江戸川乱歩賞受賞の『誘拐児』。
あまりにもストーリーやトリックに偶然の要素が多すぎる。
「そんなわけあるかい!」の突っ込み満載。
冒頭、黒澤明監督の『天国と地獄』を彷彿させ
期待を抱かせるがそこまで。
過去、江戸川乱歩賞で面白かった小説は思い出せないので仕方ないか。
『サクリファイス』は今年の大藪春彦賞受賞作。
同賞は〈優れた物語世界の精神を継承する
新進気鋭の作家および作品に与えられる〉そうだが
その意味では、優れた物語世界の構築には成功している作品。
ただ、大藪春彦の名前からイメージされるハードボイルド小説や
冒険小説とはほど遠いので、なんとなく肩すかしを感じた。
『シューカツ!』は石田衣良のやっつけ仕事。
昔、就職指南や恋愛指南で一世を風靡した〈中谷彰宏〉を思い出した。
子どもを持つ親は『とんび』には泣くしかないだろう。
◎ひかりの剣/海堂尊/文藝春秋/☆☆
◎モダンタイムス/伊坂幸太郎/講談社/☆☆☆☆+
◎誘拐児/翔田寛/講談社/☆☆☆
◎サクリファイス/近藤史恵/新潮社/☆☆☆
◎シューカツ!/石田衣良/文藝春秋/☆☆
◎とんび/重松清/角川書店/☆☆☆☆
今月の目玉は伊坂幸太郎の『モダンタイムス』。
2005年に発表された『魔王』の続編的作品。
『魔王』は読んではいたが、当時は酷評していた。
(http://yajikitanet.asablo.jp/blog/2005/12/21/184537)
内容もほとんど忘れていた。『モダンタイムス』を読み始めて、
前作で書かれていたらしきことが語られているようなので
しばし中断して再読。なるほど、当時、放ったらかしたことが
ここに活かされているのね。
どちらから読んでもいいが、『魔王』を知っておいた方が
『モダンタイムス』という映像ドラマの中に
『魔王』が過去の出来事のように
フラッシュバックして現れる演出手法が味わえる。
今、ネット社会の中で陰謀史観というのがよく語られる。
奇妙な事件の陰にはCIAやマフィアや内閣調査局や
北朝鮮やフリーメーソンが暗躍しているというやつだ。
『モダンタイムス』では、社会を動かすのは大きな陰謀ではなく
目の前の小さなことであり、その小さなことが実は大きいのだと
ポジティブでもなくネガティブでもなく語られている。
社会や時代の騒々しい動きに惑わされることなく
今日を生きていきたいなと思う。
ここへきて、前作の『ゴールデンスランバー』といい
『モダンタイムス』といい、伊坂幸太郎は良い仕事をしている。
海堂尊の『ひかりの剣』。
チーム・バチスタシリーズ以外はあまりパッとしないなあ。
筆が早く多作だが内容は薄い。今回はかなり薄い。
今年の江戸川乱歩賞受賞の『誘拐児』。
あまりにもストーリーやトリックに偶然の要素が多すぎる。
「そんなわけあるかい!」の突っ込み満載。
冒頭、黒澤明監督の『天国と地獄』を彷彿させ
期待を抱かせるがそこまで。
過去、江戸川乱歩賞で面白かった小説は思い出せないので仕方ないか。
『サクリファイス』は今年の大藪春彦賞受賞作。
同賞は〈優れた物語世界の精神を継承する
新進気鋭の作家および作品に与えられる〉そうだが
その意味では、優れた物語世界の構築には成功している作品。
ただ、大藪春彦の名前からイメージされるハードボイルド小説や
冒険小説とはほど遠いので、なんとなく肩すかしを感じた。
『シューカツ!』は石田衣良のやっつけ仕事。
昔、就職指南や恋愛指南で一世を風靡した〈中谷彰宏〉を思い出した。
子どもを持つ親は『とんび』には泣くしかないだろう。
10月の読書 ― 2008/11/05 12:16:14
◎阪急電車/有川浩/幻冬社/☆☆☆☆
◎朝のガスパール/筒井康隆/朝日新聞社/☆☆☆
◎夜は短し歩けよ乙女/森見登美彦/角川書店/☆☆☆
◎季節風・秋 少しだけ欠けた月/重松清/文藝春秋/☆☆☆☆
◎ラブコメ今昔/有川浩/角川書店/☆☆☆☆
◎沖縄 だれにも書かれたくなかった戦後史/佐野眞一/集英社/☆☆☆☆
◎硫黄島玉砕戦 生還者たちが語る真実/NHK取材班/日本放送協会/☆☆☆
今月は佐野眞一の分厚い大著を読んでいたのでトータル冊数が少ない。
その感想から。
この本に書かれたことが事実だとしたら、
オイラがイメージする沖縄と現実の沖縄とは
まったく違うという驚きが心地よかった。
ただ、佐野眞一は自分の主張以外は一刀両断という傾向があるので
すべてを鵜呑みにするのは危険か。
『図書館戦争』シリーズから続く有川浩への好評価。
最初、この人の作品はラブコメっぽいという評判を聞き
敬遠していたのだが、こういうものをラブコメと言うのなら
「ラブコメ大歓迎!」
『図書館戦争』や『阪急電車』などでビギナーカップルの
初々しさを書かせたら日本一の作家かも。
ラブコメと軍事オタクというアニメ系・オタク萌えキャラ類の内容を
爽やかに読ませる手腕は見事。「ラブコメ万歳!」だな。
最後に筒井康隆について。
小中学生の頃、ショートショートなどは読んでいたのだが
高校・大学・大人と疎遠になり、今回久しぶりに読んだ。
天才的職業作家であり、読者を飽きさせず引きつける。
「上手い!面白い!」のだが、いかんせん『朝のガスパール』は
パソコン通信最盛期の作品のため古さは否めない。
「その頃に読んでいれば良かった」と後悔させる作品だ。
反対に名作・秀作として後世に残る作品かと言われれば難しい。
他の作品もそうなのだろうか?
SF作家というレッテルで見られがちなのは
本意ではないだろうし、もったいないと思う。
10月はせっかくの読書の秋なのに、あまり読めていないのが悲しい。
◎朝のガスパール/筒井康隆/朝日新聞社/☆☆☆
◎夜は短し歩けよ乙女/森見登美彦/角川書店/☆☆☆
◎季節風・秋 少しだけ欠けた月/重松清/文藝春秋/☆☆☆☆
◎ラブコメ今昔/有川浩/角川書店/☆☆☆☆
◎沖縄 だれにも書かれたくなかった戦後史/佐野眞一/集英社/☆☆☆☆
◎硫黄島玉砕戦 生還者たちが語る真実/NHK取材班/日本放送協会/☆☆☆
今月は佐野眞一の分厚い大著を読んでいたのでトータル冊数が少ない。
その感想から。
この本に書かれたことが事実だとしたら、
オイラがイメージする沖縄と現実の沖縄とは
まったく違うという驚きが心地よかった。
ただ、佐野眞一は自分の主張以外は一刀両断という傾向があるので
すべてを鵜呑みにするのは危険か。
『図書館戦争』シリーズから続く有川浩への好評価。
最初、この人の作品はラブコメっぽいという評判を聞き
敬遠していたのだが、こういうものをラブコメと言うのなら
「ラブコメ大歓迎!」
『図書館戦争』や『阪急電車』などでビギナーカップルの
初々しさを書かせたら日本一の作家かも。
ラブコメと軍事オタクというアニメ系・オタク萌えキャラ類の内容を
爽やかに読ませる手腕は見事。「ラブコメ万歳!」だな。
最後に筒井康隆について。
小中学生の頃、ショートショートなどは読んでいたのだが
高校・大学・大人と疎遠になり、今回久しぶりに読んだ。
天才的職業作家であり、読者を飽きさせず引きつける。
「上手い!面白い!」のだが、いかんせん『朝のガスパール』は
パソコン通信最盛期の作品のため古さは否めない。
「その頃に読んでいれば良かった」と後悔させる作品だ。
反対に名作・秀作として後世に残る作品かと言われれば難しい。
他の作品もそうなのだろうか?
SF作家というレッテルで見られがちなのは
本意ではないだろうし、もったいないと思う。
10月はせっかくの読書の秋なのに、あまり読めていないのが悲しい。
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