ポジティブを語ろう♯22020/04/12 10:20:58

在宅勤務でもう一本遠近両用メガネが必要となり、いきつけの眼鏡店へレンズ交換に出かけた。すると、日本のレンズメーカーでも生産は東南アジアの工場で、新型コロナウイルスで製造ラインや流通が止まり、一般的な在庫品しか手に入らず、俺の欲しいレンズは入荷時期未定と言われた。こんな所にもコロナ禍。店長が直接メーカーに聞いたところ、海外製造を今、国内に順次切り替え中で、2週間後には回復できそうとのこと。製造業が安価なコストを求めて海外に生産拠点を持つようになって随分たつ。しかし、こういう時に小さな影響が積み重なって顕著になるのね。国内生産のコストは当然高くなるだろうが、農業にしろ、工業にしろ、マスクもだけど、地産地消を考え直すべきなのかもしれない。
その夕、入浴し、シャワーを浴びていると突然シャワー水栓がゆるゆるになり、「止」にならず、お湯が出っぱなしになった。息子が大元の水道栓を閉めてくれてお湯は止まったが、家のすべての水も止まった。妻は夕餉の支度中で水は必要。息子は「水が出ないとわかるとトイレに行きたくなるね」と言い出した。そこで期限切れ直前のミネラルウォーターを手洗水に、風呂桶に溜まったお湯をトイレの水に使い、おお、これは避難訓練みたいだ!と家族で盛り上がった。1時間後に近所のガス屋さんが駆けつけてくれて、シャワーの水だけを止め、他は回復してくれた。ただ、シャワーは修理にしろ、交換にしろ部品製造が中国で、こちらも商品が入荷せず、早くてもGW開けになってしまうとのこと。こんな所にもコロナ禍。幸い湯船にお湯を入れる水栓は使えるので、入浴は可能。しかし物心ついた時からシャワーだった娘が、どうやって髪の毛を洗うのかと聞くので、手桶で湯船の湯をくんで頭にかけ、最後に綺麗なお湯で流せば良いと教えた。おお、これぞ昭和の入浴!俺たちの子どもの頃はそうだったもんね。
春なのに