(映画)アイム・ノット・ゼア2008/05/05 21:24:10

極めて難解で複雑な映画である。
が、見終わった後にピースの多いジグソーパズルを
完成したような達成感がある。
ボブ・ディランの足跡や彼の作品に関する
中級程度の知識がなければ、全く面白くないであろう。
アメリカほどディランが普遍的ではない日本で上映して
いったいどれくらいの観客動員と興行収入が
期待できるのか。疑問である。
エンディングでディランの定番中の定番
「ライク・ア・ローリングストーン」が流れるのだが
それは、美空ひばりの自伝的フィクション映画で
ラストに「川の流れのように」が。
桑田佳祐の自伝的フィクション映画で
「いとしのエリー」が流れるように
かなりベタベタで格好悪い気がするのだが。
それまでが良かっただけに、少し残念。
でも、エンディングロールを見ながら
「ライク・ア・ローリングストーン」と
一緒に口ずさんでいたのはオイラです。
上映館が少なく、上映期間も短いと思うが
ボブ・ディラン、特に初期のボブ・ディランに興味がある
という人は見逃すと損、だと思う。

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