鬼中卓球部2014/09/12 23:27:46

息子中1は明日、部活である卓球部の練習試合。
相手校は鬼崎中学校。近隣では略称で“鬼中”と呼ばれている。
“鬼中卓球部”! おにちゅうたっきゅうぶ!
強豪校だが、それ以上に凄まじい迫力を感じる校名だ。
例えば、身長2mで手を伸ばせばネットに届く選手。
ラケットを舌なめずりしながら「血を見るぜ」とつぶやく選手。
素振りだけでかまいたちを発生させるカットマン。
ピン球を手で握りつぶしてサーブする選手など、
一癖も二癖もありそうな選手たち。
そう、彼らこそが“鬼中四天王”。
舞い上がる不気味な風の中から現れてきそうだ。
しかもコーチは、卓球部なのになぜか竹刀を持った
黒づくめのサングラス姿だったりして。
などと家族で言い合って大盛り上がり。スポーツマンガの読み過ぎだ。
果たして、息子たち中部中学卓球部(略称“中中”)は勝てるのか!?
ま、普通の中学生の卓球選手が来るのだけどね。
明日はがんばってくれたまえ。

真夜中のスーパーボール2014/09/20 00:12:27

飲み会からの帰宅、23:00過ぎ。
玄関を開ける前に、二階を見上げると、息子の部屋に明かりが灯っている。ちなみに娘の部屋は真っ暗。息子はまだ起きているのだな。
よし!これは外から窓にボールでも投げて合図してみようと思い立って、外の物置でボールを探す。
だが、真っ暗でわからない。サッカーボールやバスケットボールはでかすぎるし、軟球はまずかろう…。
おっ、良いものがあった。息子が昔、洗剤の箱一杯に集めたスーパーボール。
こいつを二階の窓に向かって、投げる。「コツン」乾いた音がして、スーパーボールが戻ってくるが、真っ暗でキャッチしそこねた。
まあいいか、と次のスーパーボールを投げると「コツン」。もうひとつ、「コツン」。
窓のカーテンが開いて、怪訝そうな息子が顔をのぞかせる。
下から大きく手を振ってみる。しかし、息子はオイラに気づかない。
後から聞いたところによると、明るい部屋から、暗い外が見えにくかったそうだ。
しばらくして、「サッ」と息子がカーテンを閉める。なんだ、オイラに気づかないのかよ。再びスーパーボールを投げる。投げる。投げる。「コツン」「コツン」「コツン」。
カーテンが開いて、怪訝そうな顔の息子。そして、すぐにカーテンを閉める。
おいおい、いい加減に気づけよ。スーパーボールを投げ続けるオイラ。「コツン」「コツン」「コツン」「コツン」「コツン」「コツン」。だが、その後はカーテンが開くことはなかった。
なーんだ、つまんねえなあ。息子に気づかれなかったよ、と諦めて玄関を開けて家に入ると、息子と妻、そして寝ていたはずの娘まで起きてきて、なにやら相談している。
どうした?と聞くと、窓で変な音がして、外に変な人がいると。
すまぬ、それは俺だ。
その後、三人にものすごく怒られました。