A LONG VACATION2014/01/05 14:16:35

新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。長い正月休みも本日で終わり。10連休という、まさにロング・バケイションでした。
ロング・バケイションということでは、昨年12月31日に飛び込んできた訃報。大滝詠一さんが亡くなったというニュース。僕は『A LONG VACATION』で大滝さんを知った世代ですが、繰り返し繰り返し聴き込み、唄だけでなく間奏や曲間のミュージシャンの合いの手まで口演奏できるほどでした。
アルバム『A LONG VACATION』は、1981年3月21日にLPレコードとして発売され、シングル『君は天然色』を6月21日にリリース。その頃にLPレコードを手に入れた記憶があります。
家でレコードを聴くのはもちろんカセットテープに録音し、ウォークマンでいつも聴いていました。夏の海のイメージが強い作品で、中学3年生だった僕は受験生にも関わらず、夏休みの何日かを過ごした京都の丹後海岸にも持っていきました。
その前年、父方の叔父が脳溢血で倒れ、寝たきりになりました。叔母はどういう伝手なのか、丹後海岸のある企業の保養所の管理人になり、そこで叔父の介護をしており、母と見舞いがてら行くことになったのです。
そしてまた事情はよくわからないのですが、なぜか母の友人も同行することになり、その娘の小学6年生の女の子が一緒でした。叔父叔母の息子である従兄弟が車で送り迎えをしてくれ、我々もその保養所に泊まりました。
二泊か、三泊か、はっきり覚えていないのですが、目の前に海があり、朝からその小学6年生の女の子を連れて海水浴に行きました。やたらと波の高い海水浴場で、泳ぐというより、波に立ち向かうような有様でした。昼飯を食べに保養所に戻り、午後は女の子と母親たちは昼寝をするため、保養所の庭で一人、ウォークマンで『A LONG VACATION』を何度も聴きました。昼寝から目覚めてきた女の子の母親に、「ずっと唄ってたね」と言われ、ちょっと恥ずかしい思いをしたことを覚えています。
夏の海辺の昼下がり、知らず知らず『A LONG VACATION』を唄っていたあの年から32年。年末に大滝詠一さんの訃報を聞き、奇しくも我々を保養所に泊めてくれた叔母も昨年12月中旬に亡くなりました。
あの保養所があった海水浴場がどこだったのか、小学6年生の女の子はどうしているのか、もうわからず、母もはっきり覚えていません。でも、僕の記憶の中では今年の夏もまた、あの保養所の庭で『A LONG VACATION』が鳴っている気がしています。
1981年発売『A LONG VACATION』

景気上昇2014/01/10 23:36:47

年明けにテレビニュースで見た「新春賀詞交換会」での経営者へのインタビュー。「2014年は景気上昇」「給与も上がる」と語る社長が多かった。
それを見ながら「嘘つけぇ〜」「リップサービスぅ〜」などとテレビに向かって独りごちていたのだが、仕事始めからこの1週間で仕事の依頼を数多くいただき、「三連休?正月に休んだばかりですから、気力・体力必要充分ですわ、ははは」てなことで嬉しい悲鳴をあげている。景気上昇も信じてみようかなという感じだ。
まぁ、景気なんてものは「気」という文字が付くように、気分に左右されるものでもあるから、良いようにとらえていた方が良いのだろうな。

タイヤ交換2014/01/22 10:12:42

愛車の車検をしたら、タイヤがそろそろ替え時とのこと。
その話を聞いた妻は、家で預金通帳を開いて電卓をはじく。「うーん。3本分なら予算があるんだけどね」。3本じゃ、ダメでしょ。思案を重ねる我々夫婦。
その時、そばにいた息子に目が留まった。彼はお年玉だの、じいちゃんばあちゃんからのお小遣いなど、実は結構貯め込んでいる。
そこで息子に聞いてみた。「うちの車のタイヤに、君の好きな名前を付けられるネーミングライツあるけど、お金出さない?」
しばらく考えて息子。「僕のオリジナルキャラの絵をタイヤに書いていい?」
ほくそ笑むオイラ。「いいよ〜」。
タイヤは命を乗せて走るもの。早めの交換で安全に、ね。