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先日、タクシーに乗ろうと大きな通りのタクシー乗り場の近くを歩いていた。通り沿いのタクシー乗り場には1台だけ。
歩道は広く、その乗り場までは、今歩いているところから7mぐらい離れていた。なのに、たった1台待っていたそのタクシーのドアが開いた。手も挙げていないし、合図もしていない。強いて言えば半歩ぐらい道路の方に近づいたかな。それでも、「乗るんですよね」とばかりにドアが開いた。
もちろん乗り込んだ。そして運転手さんに聞いてみた。「結構離れていたのに、僕が乗るってわかったんですか」。
運転手さん曰く、「お乗りになりたいというお客様はわかりますね」
「合図がなくてもですか」と俺。
「はい。なんとなくわかります。こちらが走っていても」と運転手さん。プロフェッショナルだよねえ。