歴史ミステリー♯1 藤ノ木古墳2021/10/28 17:48:05

先日、斑鳩の藤ノ木古墳に行ってきた。
絢爛豪華な副葬品の発見。一つの石棺に2名の成年男子が合葬されている謎。そして江戸時代末まで天皇陵以上に丁重に祀られてきた経緯。古代史の中でも屈指のミステリーに満ちている。
被葬者と推定されているのは穴穂部皇子と宅部皇子。二人とも一日違いで蘇我氏に暗殺されていて、藤ノ木古墳は二人の皇子を合葬し、怨霊鎮魂の役目を持たせたのではないかという説がある。穴穂部皇子も宅部皇子も物部氏と近い存在。それ故に蘇我氏に疎まれた。
そこから論を進め、皇子暗殺の一ヶ月後に蘇我氏との戦で敗死した物部守屋と滅亡した物部氏の怨霊鎮めとして藤ノ木古墳は祀られてきたというのが我が説。
物部氏に勝利した蘇我氏も聖徳太子の上宮王家も、その後、滅亡することになる。物部氏の怨霊の強さに、当時の人々は恐怖したのではないか。そえゆえに丁重に連綿と怨霊を鎮める必要があった。そんな気がしてならない。(諸説あり)
藤ノ木古墳

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