Show must go on.2020/03/14 12:33:50

大学生の頃、劇作家になりたいと思っていた。大学の演劇サークルに所属し、戯曲まがいのものをいくつか書いて卒業した。それから24年経った2012年、当時の仲間に依頼され、浜松市北区の市民劇団に戯曲を書いた。地元の歴史をモチーフにしたオリジナル作品だ。7年間で5本の戯曲を書き、再演1回を含め6回公演を行った。大学生の頃なりたかった劇作家にプロではないがなれた。夢が叶った、と思う。
その市民劇団がこの度、活動を停止する。ここ数年、劇団員たちの人生にいろいろな転機があり、これまで通りの活動が難しくなったのだ。7年間ほぼ毎年公演があり、劇団員のみんなと熱中した。夢も叶った。
「あきらめなければ夢は叶う」と格好良く言う気はない。ただ「夢は忘れた頃に叶うこともある(だから、あきらめなくてもいいんじゃないかな)」とは思う。今、辛い、苦しい、上手くいかないと思っている若者たち。やりたいことや夢を諦めようとしている人もいるかもしれない。でも、生きていれば忘れた頃に叶うかもしれないよ。かもしれないは、Come on see let nearだ。
市民劇団はこの後、形を変えて続くかもしれない。忘れた頃にまた一緒に何かできるかもしれない。そう言えば、俺は高校生の頃はロックスターになりたかった。その夢だって、これから叶うかもしれない。
gekidan

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