YAJIKITA/NET wavelog

これまで国政選挙の度に安倍政権にNOを投じてきた蟷螂の斧だが、「全ての小、中、高等、特別支援学校の臨時休業を行うよう要請した」件、首相官邸のホームページで全文を読んでみた。すると、マスコミが報道するような「臨時休校」とは書かれていない。あくまでも授業を休む「臨時休業」を要請、つまり「お願い」しているだけで、3月2日から一斉の臨時休校を命じてるわけではない。（テレビニュースでは、安倍首相が「臨時休業」と発言している映像に「臨時休校」のテロップを被せている。）

と言うことは、授業を休む裁量は各自治体の首長や教育機関の長に任されているという解釈ではいけないのだろうか。根本的には、いつもの無責任な安倍首相の丸投げではあるが、今こそ各機関の長の判断で物事を進められる絶好の機会に思えるのだが。
卒業式を3月5日に卒業生だけで挙行してその後休業するとか、学校は開いているので授業は行わないが、保護者が面倒を見られない生徒の登校は許可して接触感染しないように過ごせる環境を考えるとか、今こそ日本人一人ひとりの判断力と決断力と責任感が問われているように思うのだが。

保護者の休業補償の件は、また別の問題で、安倍政権がそちらの解決を現在の所、ないがしろにしているように見えることは事実だ。だが、声明の全文も読まずに、言葉の意味も理解せずに、一斉にマスコミのショッキングでインパクトの強い煽り報道に乗せられているような風潮が、どうにも気色悪い。

上がアホなら、今は一人一人が知恵を出すしかないじゃないか。要は、バカ殿が良きに計らえと行っている間に、判断力と決断力と責任感がある人が、物事を進めていけばいいんでしょ。